【アダルトチルドレン】自分の気持ちが分からない
どうも、絶望の春巻です。
今回は、母と感情が同調(シンクロとも言える)してしまうことにより、母の感情の代弁者になってしまっていた自分の話をしたいと思います。
最初の記憶
前の記事でも触れましたが、最初の代弁者としての記憶は2歳頃です。
思い浮かぶ情景は、私が父を殴っているというものです。
どうしてそんな状況になってしまったのかというと、目の前で両親がひどい喧嘩をしていたんですよね。
そんな中、母が泣き出してしまったために「母を守らねば!」という心が働き、私が父を殴るという行動にでたのだと思われます。
その時から、私は「母に代わって感情を清算する人」という役目を自ら請け負っていたのです。
喧嘩の仲裁
幼少期から、私の父はギャンブルにどっぷり嵌まっておりました。
しかし、やればやる程お金が出ていってしまうのがギャンブルの仕組みというもの。父は常に金欠状態でした。
その為家族にお金をせびりに来ます。
「5000円貸してよ、倍にして返すから」
この台詞はもう何度聞いたか分かりません。
そんな中、毎度同じような金貸せ台詞を聞いた母な激怒しておりました。
そして、私も激怒するのでした。
母が怒っているのだから私も怒らねばならない、そう思って母と一緒に父を避難し続けました。
子供が片方の親を憎み、もう片方の親に追従する。このような構図が、私の家のなかに出来上がってしまったのです。
その後、上記のような形で母の気持ちに同調し続ける日々が続きました。
自分の気持ちがわからない
高校生になり、進路として大学進学を考えていたときのことです。
担任の先生との面談で、どこの大学に行きたいのかと聞かれ、
「○○大学に行けば、両親も喜ぶと思うので〜」
と述べたところ
「いや、親とかは関係なく、あなたはどうしたいの?」
と返されてしまいました。
衝撃でした。それまで、私の意思には親(特に母)がどう思うかが念頭にあったので、自分の答えが全く出てこず、答えに詰まってしまったのです。
親は子供にとって、一生ものではありません。いつか離れる時が来る。
「そうなった時、私はどうやって物事を決めて、判断していけばいいんだ...?」
と恐怖に戦きました。
アダルトチルドレンの特徴として、「自分の気持ちが分からない」というものがありますが、それはこのように形成されていくのだと思います。
今日はこの辺で。
それではよい1日をお過ごし下さい。